小学生の年代にも対応したタブレット端末を活用する教材や学習法が一般的になって、多く小学生が家庭学習にタブレット端末を利用した勉強をはじめています。
タブレット端末を活用する学びはまさに小学生向け。
PCだと端末の前に座って取り組まなければいけませんし、スマホだと小さい画面をみて姿勢や視力などの懸念もあります。そもそもスマホやPC端末を自分専用で持っている小学生が多くありません。
タブレット端末は場所を問わず勉強をできますし、画面も『iPad mini』で7.9インチ、『iPad Air』で9.7インチなので見やすく小学生でも勉強がしやすいでしょう。
タブレット学習は、学習面、意欲や学習習慣など、そして将来性など多様なメリットがあると思いますので、家庭学習でどういった教材を導入していけばいいのか考えている人は、ぜひタブレット端末を使って勉強ができる学習法を考えてみましょう。
小学生のタブレット学習の5つのメリット
タブレットを利用して勉強をする教材はいくつかのタイプがあり、「Z会」「スマイルゼミ」などの毎月新しい講座が配信される通信教育タイプ、「スタディサプリ」「WEBショウイン」「e点ネット塾」などのように受講すればすべての単元を学ぶことができたり実力に応じた勉強ができる学習教材タイプ。
また、タブレット端末以外のPC・スマホで勉強をすることができる教材もありますが、小学生はタブレット端末を利用していくのが効率がいいと思います。
どの教材で勉強をするのか、どの端末を利用するかはそれぞれの家庭でしっかりと考えていきたいことのひとつですが、できるのであればタブレット端末を効果的に使った勉強をしていきましょう。
それではタブレット学習のメリットや利点をいくつかの方向から考察してみたいと思います。
1.学習の幅が広がり多彩なアプローチ
デジタル学習全般にいえることですが、平面的な勉強では難しい動きのある学習をすることができるのが学習面において大きなメリットです。
小学生の年代は基本的にはこれからの学びの基礎をつくっていく年代。授業スピードが速いわけではなく一つひとつの単元を時間をかけて勉強していきます。だからこそ理解をちゃんと積み上げていくことが必要で、一方的な勉強だけでなく双方性のある学びや学校とは違うアプローチで勉強をすることで基礎力を定着させていくことができます。
反復学習や繰り返し問題を解くドリル学習などの経験、徐々に抽象的になってくる事でイメージが難しくなる単元にも動かしたりアニメーション・動画や音声を利用することで多彩なアプローチをすることができます。
2.小学生で身につけたい学習習慣
家庭学習において大切にしていきたいのは学力だけではありません。小学生のうちに学習習慣を身につけておくことはこれからの学力や中学校に進んだ時に中学学習に対応するための土台となります。
小学校のうちはまだまだ家庭での勉強で学力差が表面上に出ることは多くありませんが、中学に進むと家庭学習のあり方がそのまま学力差となって目に見えてくるようになるでしょう。
タブレット教材、特に通信教育系の教材では小学生のやる気や学習意欲を引き出す仕組み、アプリや学習スケジュール機能、キャラクターやお楽しみコンテンツなどがシステムに組み込んであり、継続した学習を自発的にできるようになっています。
自分の成長を実感しながら「できた!」を増やして確かな学習習慣をつくっていきましょう。
3.場所を問わず勉強ができる
タブレット端末があれば基本的には場所を問わず勉強をすることができるのも大きなメリット。
机に向かって勉強してもよし、リビング学習や台所で勉強をするもよし、外出先でも勉強をすることができます。
持ち運びができるので「勉強をしよう!」と思った時にいつでも電源を入れるだけで学習をはじめることができ、スキマ時間やちょっとした空き時間にも気軽に取り組んでいくことができるでしょう。
また、親がそばで見守ったりときには一緒に考え教えたりしながら進めていくこともできるので、自分なりの学習法をつくって勉強をすることができるでしょう。
4.基本的に1人で理解ができるシステム
タブレット教材の多くはワーク学習でもドリル学習でも解説や説明がとても充実。アニメーション・映像・音声・資料など多角的にアプローチ。
「映像授業」や「講義動画」による講師の授業、一つひとつに詳しい解説、間違えた問題をしっかりと確認しながら勉強を進めていく動線をつくっていくことで一人でもちゃんと理解ができる内容になっています。
もちろん全てがそうとは限りませんが、質問サービスがあるものもありますし自分で調べてみることもできる。
1人で問題が解けた達成感や、学習したことを積み上げていくことの充実感が次への意欲を引き出し、勉強への自信を伸ばしてくれます。
5.情報リテラシー教育
これから大きくなるにつれてインターネットやデジタル機器に触れる機会が多くなります。
基本的な操作性や機能の習得、情報の収集・判断・評価など情報リテラシー教育をスタートさせるきっかけにもなるでしょう。
小学生の年代は生まれたときからデジタル機器が身の回りにあるデジタルネイティブ世代。
スマホやPCをはじめとする各種機器や端末が生活の一部になっているので、勉強に活用していくことは自然なこと。さらに将来必要不可欠な情報に対する意識を高めて上手にそれらを利用していくことの意義を知ることで正しい利用を促し、勉強だけでなく日常の生活への正しい利用につなげていくことができるでしょう。
学習管理をして効果的なタブレット学習
上記のように小学生がタブレット学習をする事はとても大きなメリットがあり、これからの学びにおいても有意義なものです。
一方で身体的・精神的に影響が出る(VDT症候群)などの可能性も考慮しなくてはいけません。
1日○○分、勉強だけでタブレットを使う、学習計画を立てて正しい利用と適度な休憩は必ず必要です。
小学生ではある程度保護者が利用に関しての管理をするべきですし、自律した行動ができるようにするためにも計画性を持った取り組みをしていくようにして下さい。