中学2年生は中学校生活やリズムに慣れ、部活動・生徒会活動などで忙しく勉強の中だるみがおきやすい学年です。一気に成績が上がる人もいれば一気に成績が下がってしまう人もいます。

勉強を後回しにしがちだからこそ、成績やテストの点数の差が出てしまうのが中学2年生。

もちろん日々忙しかったりお友達などとの時間も大切にしたいのは分かりますが、一定の学習時間の確保と難しくなる単元にしっかりと対応していく学習法が必要です。

そこで教科ごとに中学2年生が取り組んでおきたいことや伸ばしていきたい力などを紹介したいと思います。

<教科別>中学2年生の勉強法!

2年生では重要単元が各教科で多く登場するだけでなく、次年度の高校入試の基礎力としてとても大切な学年です。

授業理解が学びの基本となるので、常に分からない箇所を先生に質問したり、友達と教えあったりする習慣をつけておくと良いでしょう。

一度後れをとってしまうとなかなか戻すのに時間が掛かってしまうので、1日1日の学習習慣を大切にして効率の良い学びの環境づくりも必要だと思います。

英語の勉強法

英単語・英文法が増え、内容も難しくなるのでニガテ意識を持ちやすくなります。

つまづきやすい単元(未来系、過去形、不定詞、受け身、比較)も多くなり、さらに高校入試でもほぼ出題される範囲なので確実な理解を積み上げていく必要があります。

まずは授業で学習したことの復習で暗記するべき事項をピックアップして暗記学習、不定詞・動名詞などの最重要文法は概念や違いを確実に理解していきましょう。特に不定詞は中学英語の大きな単元であり日本語ではない概念なので時間をかけてちゃんと理解ができるまで学ぶべきです。

英語は基礎理解と暗記である程度得点を取ることができます。英単語や重要な構文を確実に覚えていけるように繰り返し復習をしてみましょう。

数学の勉強法

中学2年生の数学では、1年生での学習をベースとしてより深い理解をする学びになります。

反復練習・繰り返し学習で理解ができるまで何度でも反復することが重要になります。着実に理解するまで問題を解いて解説を読み、曖昧な理解のまま次にステップに進まないようにしていくことが大切です。

また、数学という教科は基礎の積み重ねで成り立っています。ニガテ意識がある人や理解ができない単元に出会った時は、その元となっている単元まで戻って理解定着をすることが必要。面倒だと思うかもしれませんが、学年関係なくさかのぼって復習をすることこそが数学力を伸ばす土台となります。

一次関数や連立方程式という重要な単元もあるので、正確に理解ができたと思えるまで繰り返し学習をすることがおすすめ。

国語の勉強法

継続して読解力を高めていくこと。
古典作品、文法、慣用句、漢字など覚えることが増えますがそれほど憶することはありません。

基本となる読解力を高めていくために教科書の作品を読み込んだり、普段から本を読む習慣を身につけるのもいいと思います。

論理的に読み解く力、本文の内容をかしっかりと理解しながら読む力を伸ばすための取り組みをしていきましょう。

問題集やワーク等で使い分けが難しい文法、新出漢字の学習などを定期的に行いながら総合的な国語力を伸ばしていこう。

理科の勉強法

物理分野では電流・磁界、化学分野では化学反応式、地学分野では気象など概念理解が大切な単元が登場します。

電流・磁界では右ねじの法則やフレミング左手の法則の使い方を確実に理解していくこと、化学反応式では基本的なパターン、気象ではグラフの読み取りや計算など、それぞれの分野でポイントを押さえた勉強をする必要があります。

演習問題を繰り返し説くことである程度の理解定着を見極められると思いますので、間違えた問題や分野を中心に徹底復習や暗記事項の確認をしてみましょう。

基本的事項を確実に覚えていけばある程度点数を獲得できると思いますので、問題集を繰り返し解いて理解を上げていきましょう。

社会の勉強法

社会科は基本的に暗記教科。
重要事項を中心にした暗記学習や問題集・ドリルでの確認が中心になると思いますが、語句単体でおぼえるのではなく関連付けて暗記をしていくことが必要になります。

例えば歴史分野では時代の流れを掴みながら人物や出来事を関連付けて覚えたり、地理でも地形や産業などを関連付けると効率よく暗記学習ができます。

覚えることが多くなってくるので、一度暗記したらまた数日後に問題を解いてチェックしてみることで確実な暗記を促してみましょう。

効率のいい家庭学習サイクルをつくろう

上記はあくまでも一例ですが、全体的に2年生では重要単元や理解が難しい単元が多く登場します。

さらに部活動・学校活動などの勉強以外の部分でも負担が大きくなるので、勉強面においては効率の良い学習が求められます。自分なりの学習サイクルをつくって効率よく授業理解ができるような環境をつくり、学びの質を高めていくことが大切。

ネット教材の多くは効率重視の学習に向いていると思いますので、。デジタルでの学習と丸つけや理解度解析など効率重視の勉強をすることができるのでおすすめ。

効率の良い学習サイクルをつくり、成績を落とさずに継続したレベルアップができるような学習環境をつくっていこう。