タブレット型の教材では、主に「専用タブレット」で学習をする教材、「市販タブレット」で学習をする教材の2つのパターンがあります。

「専用タブレット」
教材専用のタブレット端末を利用して学習をするスタイル。
「進研ゼミ小学講座」「進研ゼミ中学講座」
「スマイルゼミ」各コース

「市販タブレット」
市販されているiPad端末やAndroid端末を利用して学ぶスタイル。
「Z会」各コース
「スタディサプリ」
「デキタス」
「すらら」
 などなど・・・

教材ごとに使用するタブレット端末が異なり、その教材の学習の特性を活かした端末で学習をするシステムになっています。

メリットやデメリットなど

タブレット

「専用タブレット」「市販タブレット」ではそれぞれメリットやデメリットがあると思います。

まずは、それぞれのメリットやデメリットを確認してみたいと思います。

「専用タブレット」のメリット・デメリット

各教材ごとの専用の端末を活用して勉強をする学習スタイルになります。

メリット

・学習に集中できる
・教材の方針をダイレクトに活かせる
・インターネット接続や有害サイトへの規制
・学習時間設定など細かくカスタマイズができる
・自分専用の端末で学習意欲が上がる

デメリット

・端末を購入しなければいけない
・学習以外の利用法がない
・受講終了後は通常端末として利用できない場合がある
・故障時のリスクなど

やはり大きなメリットは、学習専用端末になっているので勉強に集中して取り組んでいくことができるというところだと思います。さらに教材の方針や学習スタイルもダイレクトに反映しやすいですし、ネットへの接続制限や有害サイト対策なども万全なので安心して学習をすることができます。一方で受講時に端末を購入する必要がありますが、安価で購入できたり一定期間受講をすることで端末代が無料になるシステムになっているので、それほど端末代の負担はないと思います。

「市販タブレット」のメリット・デメリット

市販されている端末を活用して学ぶスタイル。
教材ごとに「iPad」にしか対応していない教材もありますので、受講前に確認をしておきましょう。

メリット

・勉強以外にも活用することができる
・持っている端末で受講をすることができる
・特別価格や割引で市販端末を購入できる
・調べ学習など学びの幅が広がる

デメリット

・他アプリやインターネットなどへの接続
・持っている端末が対応していないこともある
・家族と共有したり勉強に集中ができないこともある
・対応端末の購入費用

市販端末の場合は現在持っている端末を利用することができますし、ネットを使った調べ学習や他の学習コンテンツなども利用がしやすいというメリットがあります。デメリットとしては端末を家族や兄弟で共有している場合は勉強をやりたい時に使うことができなかったり、たくさんのアプリやインターネットなどの誘惑があるので集中した勉強ができないケースもあると思います。

端末よりも教材システムで選ぼう

それぞれでメリット・デメリットがあると思いますので、まずは教材の内容やシステム・機能などを優先して比較をしてみましょう。

やはり重要にしていきたいのが学習や教材の中身の部分です。利用端末を確認していくことも当然大切な事ではありますが、軸となる教材内容や学習システムが求めているものと相違があれば意味がありません。

最終的に利用する端末も含めて総合判断をしていくことになると思いますが、教材の本質的な部分をしっかりと比較をしていくことで、自分にピッタリの学びができるようになります。

結論! 端末はどちらでもいい!

各教材ごとに対応している端末がありますが、その教材ごとに最適な学習ができる端末で学ぶことができますので、どの教材でもそれぞれの方針に合わせた学習を実践していくことができます。

その為、教材を比較・選択するときは教材内容・システム・学習レベル・学びの動線などを総合的に判断していくようにしましょう。

端末主導で教材を選択してしまうと、内容が伴わなかったり求めている学習ができないことがあります。そうなってしまってはせっかくのタブレット学習も良質な学びを進めていくことができません。

端末はあくまで学習をするツールとして考えて教材比較をすることをおすすめします。