1人1台のタブレット端末導入が小学校で進むなかで、通信教育でも学習教材でもタブレット端末を活用した学びが一つの大きな流れとなっています。
ICT教育がこれからの学校教育だけでなく家庭学習においても柱となることは容易に予想ができます。生まれた時からタブレットだけでなくスマホやPC端末、インターネットなどがある環境で育っているデジタルネイティブ世代にとっては、タブレット端末での学びは自然なことです。
親世代では子供に端末を与えることに不安がある方もいるかもしれませんが、身近にインターネットやこれだけの通信機器・デジタル機器がある中でメディアリテラシー教育の視点からも、ぜひタブレット教育の導入を検討してみることをおすすめします。
利用時間を区切ったり、学習に特化した端末で学んだりと家庭ごとの方針に沿ってタブレット端末での学びをはじめてみましょう。
タブレットで学ぶ5つのメリット!
小学生がタブレットで学習をするメリットを5つの角度から考えていきたいと思います。
デジタル学習で多角的な学習アプローチ
まずはデジタル機能を活かした多角的な学び方ができるのが非常に大きな特長です。
動画・音声・アニメーションなどを駆使して平面的な学びだとイメージが難しいことでも多様な角度から学ぶことができ、動画による授業、ネイティブの発音で英語を聞いたりできるのもタブレット教材ならでは。
例えば立体的な図形もアニメーションでわかりやすく動かしながら解説をしているので理解が進みます。理科の実験も動きや経過を見ながら学ぶことができます。たくさんの資料や写真・統計なども収録していたり、ゲーム形式で楽しく学んだりクイズのようにワクワクしながら学ぶこともできるので、多角的に多様なアプローチで学ぶことができるのは大きなメリットでしょう。
理解度・得意・苦手に合わせた学び
学習履歴を蓄積して個別の学習データとして解析することで理解度を判定したり、自分の得意や苦手に合わせた学習をすることができます。
教材によっては自動で理解度に応じた講座・問題で学ぶことができますし、集中的な苦手分野の対策を実践していくことができるシステムになっています。
小学生では何よりも苦手をつくらずに各教科バランスよく学力を培っていくことが大切です。学習履歴や得意・苦手などをデータとして確認をすることができたり、苦手をしっかりと元から対策できるタブレット教材はおすすめ。
やる気を促進して学ぶ意欲を引き出す
タブレットで勉強をするというだけでもやる気の促進になりますし、ワクワクする楽しい学習で学ぶ意欲を引き出していきます。
ゲーミフィケーション要素を組み込んだ学び、キャラクターやアニメーション、適切な声がけ、動きのある学びを通して学ぶ意欲をしっかりと培っていきましょう。
教材全体の雰囲気などもワクワクする要素となりますし、さらに学習した分だけアプリで遊ぶことができたり、双方向的な学びをすることができるので、理解を定着させながら「できた!」「わかった!」という体験を積み上げていくことで学習意欲を伸ばしていくことができるでしょう。
無駄を省いた効率のいい学び
直接タブレット端末上に書き込む学習ができたり、ワンタッチで書いたことを消したり、タップするだけで詳しい解説や資料を見ることができたり、自動丸つけや間違え方に合わせた解説など、学習効率がいいのもメリット。
電源を入れるだけでスケジューリングされた学ぶべき講座が表示されて迷うことなく学べる教材、解くたびに出題が変わったり自動で間違えた問題は復習に誘導したりする教材など、各教材ごとに効率よく確かな学力が身に付くための機能・システムがあります。
無駄な付録がたまることもありませんし、タブレット一台で学びを完了することができるので、場所を問わずに持ち運びもしやすい。
学習習慣の定着
タブレット教材は比較的学習習慣の定着を重視したものが多い。
楽しくワクワクする学習アプローチ、学習した分だけ遊べる楽しいアプリ、学習計画を立ててアラームでお知らせしたり教材ごとに継続した学びを促すための機能が充実。
何よりも「わかる!」「できた!」の体験をしっかりと感じることができるステップで学ぶことで、自ら学ぶ姿勢を作り出していきやすいと思います。
テキスト・紙学習との相乗的な学び
全ての学びをタブレット端末だけで進めていく教材、テキスト教材と組み合わせながら学ぶ教材があります。
小学生では書く学習を通して伸びていく力もあるので、タブレット教材で学ぶうえでもテキスト教材や紙ベースの学びも大切にしていくようにしたいですね。
書くことで考えながら問題を解く力、課程を重視した学びなどもできますし、漢字や単語などの反復学習も必要なことです。
学校の課題や宿題と組み合わせたり、学校授業との相乗的な学びで上手にタブレット教材を活用していきましょう。