中学生・高校生にとって定期テストは成績の大きな要素。さらに内申点にも直結するからこそ毎回のテスト対策を万全に進めてテスト本番で力を十分に発揮することができるようにしていきたい。

でも思うように点数が伸びなかったり、ちゃんと対策をしたはずなのに点数に反映されなかったり、なんだかテスト対策が無駄になってしまったような感じになったことがある人も多いのではないでしょうか。せっかく頑張ったのに・・・、となってしまうと意欲も減退してしまいますのでテストの悪循環にはまってしまいます。

テストの結果が良くなかったときこそ、テスト対策で失敗した部分を改善していくチャンスと前向きにとらえることも必要なのです。

どこが良くなかったのか、どうして点数が伸びなかったのか、原因をしっかりと考えて次のテストでは改善できるように学習改善を行いましょう。

よくなかった原因をちゃんと考えよう

テスト対策

しっかりとテスト対策をしたはずなのにテストの点数が良くなかったとき、どうして失敗したのか何が原因だったのかをしっかりと振り返ることがとても大切。

「点数がとれなかったなぁ・・・」と落ち込んでいても点数が上がるわけではありませんので、今回のテストを次のテスト対策に活かしていく姿勢でモチベーションを維持していきましょう。

失敗や良くなかった部分を考えないで次回のテスト対策をしても、結局は結果が大きく変わることはありません。しっかりと次回に改善ができるようにして次こそは高得点を獲得しましょう!

ここでは4つのケースから考えてみます。

計画通りにテスト対策ができなかった

テスト対策の計画を立てて満足してしまったり、計画通りに進めたはずが実は計画自体が良くなかったケースもあると思います。計画がそもそも無理があったり、実はテスト対策としては効果的でなかった勉強などもあると思います。

テスト対策において本番までの学習計画は効率よく対策を進めていく上で必須。

例えばテスト期間は「○○時~○○時までは毎日勉強をする」「前回点数がとれなかった教科の勉強量を増やす」というような決め事をつくるのも一つの方法です。詰め込み過ぎてもあまりよくありませんので、決めた時間以外は余裕があれば続けて勉強をすればいいですし、休息や自分の時間に使ってもいいぐらいの余裕を持った計画を立ててみましょう。

自分でたてた計画に押しつぶされてしまうよりも、少し余裕のあるぐらいの計画のほうが実行しやすいと思います。

また、計画通りにいかなかったのはどの教科か、どこに時間が掛かってしまったのかなどを振り返ることで、次回はそれらを優先的に進めていくこともできるようになります。

テストごとに前回の計画の反省をしてより良いテスト計画をつくっていくようにしてください。

暗記系問題が解けなかった

教科ごとに種類は異なりますが単語や語句など暗記しなければいけないことが多くあります。

暗記が不十分だと当然テストの点数は下がってしまいますし、基礎力として学力を支えるものでもあるので確実に加点をしておきたい暗記系の問題。

暗記学習は普段から取り組むことができます。
スキマ時間を利用した暗記学習、毎日○○個単語を覚えると決めてもいいでしょう。

例えば漢字や英単語などは記述して覚えていく必要があるように思うかもしれませんが、漢字は読みの学習、英単語は音読から覚えることもできるのです。これなら通学中や空いた時間を使って暗記学習に取り組むことも可能。暗記法は実に様々ですので、自分のやりやすい方法や効果のある学習法で実践してみましょう。

そしてある程度暗記を終えたら問題集に取り組んで、どのくらい暗記ができているのかを確認しながらさらに覚えるべき事項をピックアップしていきます。例えば数学では、公式を覚えていないのか、それとも理解不十分や使い方が間違っているのか、覚えていない原因が分かれば対策をしやすくなります。

覚えていない・わからない部分が明確になればしっかりと対策をしていくことができるので、繰り返し問題集を解いて力を伸ばしてみましょう。

しっかり対策をしたのに点数がとれなかった

まずは答案を見直してどこが原因だったかを探っていきます。

点数がとれなかったということは当然どこかの問題で間違えていたということ。次回はその分野を集中対策できるようにすれば効率よくテスト対策を進めていくことができます。

例えば英語では、英単語をしっかり覚えていなかったのか、読解ができなかったのか、文法理解が足りなかったのか、答案を確認することで点数が伸びなかった弱点分野を確認して重点対策につなげていけば良いのです。

また、数学のような単元の積み重ねが必要になる教科では、テスト範囲の単元理解のためにはその前や元となる単元理解が必要になります。基礎理解ができていなければ、前の単元や学年もさかのぼった基礎単元の理解から実践していくことが求められるので、答案を見直して得点力不足の原因は必ず確認をして次回の対策に活かしていきましょう。

ケアレスミスが多かった

よくあるのが点数の高い問題や応用問題に時間・労力を割いて基礎問題のケアレスミスで点数が落ちてしまうケース。

これは事前対策というよりもテスト中に心掛けていく必要があります。

ポイントとしては、「問題文を2回読む」「丁寧に答案に記入をする」「必ず見直しを行う」といった基本的な事でケアレスミスを防いでいくこと。

基本的な事ですがテスト中はついつい重要な問題ばかりに目がいきがちですので、テストを受ける前に心構えとして基礎を大切にすることを思い出してください。

配点が高い問題でも低い問題でも同じです。
配点が低いからと言って見直しをしなかったり丁寧に書くことを怠れば、その1点・2点の積み重ねで大きな減点になってしまいます。

加点ができる問題は確実に得点を伸ばすことが実は点数を上げる最短の方法なのです。

失敗は次への成長につながる!

成長

失敗やミスは誰にだってあることです。
失敗したことを後悔してテストや勉強へのやる気をなくしてしまうよりも、次のテストで得点を上げるための源にしていくことで成長をしていきましょう。

いくらクヨクヨしても今回のテストの得点が上がることはありません。ならば次のテストの点数を上げるために何をしたらいいのかを考えたほうが生産性があると思いませんか?。

個々それぞれにおける目標とする点数と現在の点数との差を埋めていくために、しっかりと反省するべきところは反省をして次のテスト対策に活かしていきましょう。