小学生の年代では通信教育タイプの教材がとても人気が高い傾向にあります。
通信教育では毎月新しい講座が配信されるので、学習習慣を中心に考えたり学校授業理解を基本にした家庭学習を進めていきやすいのが選ばれている理由の大きな部分でしょう。
無理に学力を育成するというよりも、自然に学ぶ習慣をつくりながらバランスよく基礎力を身につけたり、自発学習・自立学習などこれから先につながる勉強をしていくのが大きな目標の小学生。
タブレット型の通信教育ではさらにゲーミフィケーション活用教育や理解度解析など、楽しく学びながらちゃんと力が身につく学びができます。
タブレット通信教育大手3教材を比較しよう!
中心となるのは「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ(進研ゼミ)」「Z会」の3つのタブレット型通信教育です。
それぞれに特徴がありますが、まずは基本情報から比較していきたいと思います。
スマイルゼミ | チャレンジタッチ | Z会 | |
---|---|---|---|
タブレット | 専用タブレット | 専用タブレット | iPad |
対応学年 | 全学年 | 全学年 | 3年生~6年生 |
受講費/月 | 1年生:3,600円 2年生:3,900円 3年生:4,400円 4年生:4,900円 5年生:5,400円 6年生:5,900円 |
1年生:3,343円 2年生:3,343円 3年生:4,062円 4年生:4,865円 5年生:5,632円 6年生:5,779円 |
3年生:6,600円 4年生:7,200円 5年生:7,800円 6年生:8,400円 |
受講費/年 | 1年生:35,760円 2年生:37,200円 3年生:37,200円 4年生:49,200円 5年生:55,200円 6年生:61,200円 |
1年生:32,460円 2年生:32,460円 3年生:41,100円 4年生:49,128円 5年生:58,620円 6年生:59,808円 |
3年生:70,920円 4年生:77,040円 5年生:83,160円 6年生:81,840円 |
「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ」は全学年に対応しており、「Z会」は3年生からになります。
詳しく比較をしていこう!
さらに詳しく3教材を比較していきたいと思います。
一つひとつの注目したい項目ごとに比較をしてみます。
テキスト教材はあるのか?
スマイルゼミ | チャレンジタッチ | Z会 | |
---|---|---|---|
テキスト教材 | ━ | △ | △ |
全ての通信教育で基本的な学習はタブレット端末だけで進めていくスタイルです。
「チャレンジタッチ」「Z会」は年数回の漢字や計算などの補助的なテキスト教材があり、記述学習だからこそ伸びる領域の学びに取り組んでいくことができるシステムになっています。
添削システムについて
スマイルゼミ | チャレンジタッチ | Z会 | |
---|---|---|---|
添削システム | ━ | △ | ◎ |
添削は通信教育のひとつの大きな特長ともいえるシステムですが、タブレット学習においてはそれほど重要視されていない傾向にあります。
そのなかで「Z会」では毎月添削指導を受けることができ、デジタルだけではない人の手による個別指導を受けることができるようになっています。「チャレンジタッチ」の添削指導については区切りの月などに年3回程度実施されます。
理解度解析や学力に合わせた学びについて
スマイルゼミ | チャレンジタッチ | Z会 | |
---|---|---|---|
理解度解析 | ◎ | 〇 | 〇 |
理解度解析もタブレット学習の特長で、学習履歴などによって個々の実力に合わせた学びをすることができます。
特に「スマイルゼミ」では、個々の理解度+全国の学力の高い子供の学習データを同時に解析することで、単なる間違えた問題を集めるだけではなく理解をしっかり促すための学習動線で学ぶことができるシステム。電源を入れると理解堂に応じたその日優先して学ぶべき単元・講座が表示されるので、各教科のバランスも考えた学びをすることができるでしょう。
受講対象の教科は?
スマイルゼミ | チャレンジタッチ | Z会 | |
---|---|---|---|
学べる教科 | ・国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 |
・国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 |
・国語 ・算数 ・理科 ・社会 ・英語 ・総合学習 |
小学校で学ぶ主要教科にはどの教材もしっかり対応しています。特に「Z会」では総合学習があり教科間の枠を超えた総合的な学びをすることができます。
アプリや副教材など
スマイルゼミ | チャレンジタッチ | Z会 | |
---|---|---|---|
アプリ・副教材 | ◎ | ◎ | △ |
アプリや副教材の量が多いのは「スマイルゼミ」「チャレンジタッチ」。
「スマイルゼミ」は勉強した分だけ学んだり遊んだりできるスターアプリ機能があったり、「チャレンジタッチ」では毎月のように副教材アプリが配信されています。
目的に合わせて選んでいこう
小学生の年代においては基本的なスタンスとして学校の教科書理解・基礎力の定着・学習習慣づくりが学びの根底にあります。
そのタブレット型通信教育でも同様で、まずは基礎を大切にした取り組みと苦手をつくらない学びをすることができる内容。教材ごとにアプローチが違ったり学習動線が異なりますので、気になる教材は積極的に資料請求をして手元で詳しい教材システムを確認してみましょう。
個々のレベルや理解度に合わせて勉強ができ、基礎学力を基本にしながら目的に応じた勉強ができるのもタブレット型通信教育のメリット。
そしてタブレット学習は小学生にとってそれだけでもやる気を引き出してくれる存在。自分のタブレットでデジタルの動きがある勉強をして学ぶ楽しさや面白さを体感しながら学力・学習習慣定着を進めていこう!
何を目的に通信教育で勉強するのかを考えて教材を比較していくことで、より実りのある学びをすることができます。
⇒Z会